そもそも睡眠とは?睡眠のメカニズムを理解する。

皆さんは最近、ぐっすりと眠れていますか?
睡眠は身体の疲労回復や修復について非常に重要ですが、
なかなかぐっすり眠れない・・・って時ありますよね。。

睡眠のメカニズムを理解する

 

特に、

◎普段から睡眠不足で悩んでいる
◎最近あまりぐっすりと眠れていない

という方については、
睡眠を改善するためにも睡眠のメカニズムを理解しておく必要があります。

 

そこで今回は睡眠の基本として、
『睡眠のメカニズム』はどうなっているのか?について説明したいと思います。

 



そもそも睡眠とは?睡眠のメカニズムって??

 

『睡眠のメカニズム』と言うと難しく感じますが、
簡単に言えば「なぜ私たちは眠たくなるのか?」についての説明になります。

 

学校の授業中や家での勉強中、頑張っているのに強烈に眠たくなってくる事、ないですか?

それって、大雑把に言えばこんな感じですよね。

「勉強中」⇒「徐々に起きていられなくなる」⇒「とうとう力尽きる」⇒「寝てしまう」

 

・・・まぁこれはこれで間違っていない気もしますが(´ー`A;)

 

実は最近の研究で、「とうとう力尽きる」のではなく、
脳がわざわざ「寝るように指示を出していた」ことが判明しました!

 

つまり、上記の例を修正するとこうなります。

「勉強中」⇒「徐々に起きていられなくなる」
⇒「脳が寝るように指示を出す」⇒「とうとう脳の指示に負ける」⇒「寝てしまう」

 

私たちは、力尽きて「自然に」寝てしまっていたのではなく、
脳が指示を出して「故意に」睡眠を引き起こしていたんですね(´ー`A;)

 

では一体、脳はどのようにして睡眠を引き起こしているのか?
睡眠を引き起こす方法(眠たくなる理由)は大きく分けて、二つに分けることが出来ます。

 

1.睡眠物質が溜まる事により眠たくなる(ホメオスタシス機能)

テスト勉強

 

テスト勉強や残業で、徹夜・睡眠不足が続いた後に睡眠を取った時、
「死んだように爆睡してしまった」って事はありませんか?

 

実は人間の身体は「起きている間、徐々に睡眠物質が溜まっていく」ようになっています。
つまり『起きていた時間=睡眠物質が溜まっている量』となるわけです。

 

そして睡眠物質がある程度溜まって来ると、
身体の疲労を回復するために脳が寝るように指示を出して来ます。

 

これが「脳が睡眠を引き起こす(眠たくなる)」一つ目の理由です。

 

>テスト勉強や残業で、徹夜・睡眠不足が続いた後、死んだように爆睡してしまう

と言うのは、睡眠不足によって「睡眠物質」が大量に身体に蓄積された事で発生しています。

 

脳は「睡眠物質の量によって、睡眠の量や質を調整」していますので、
睡眠物質が大量に身体に蓄積されると、
その分だけ深い(長い)睡眠を取るように指示を出すようになります。

 

2.体内時計により眠たくなる

体内時計

 

「脳が睡眠を引き起こす(眠たくなる)」もう一つの理由が、体内時計に関係しています。

 

人間の身体には1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっていて、
この体内時計の機能によって人間は朝に目が覚め、夜に眠たくなります。

 

これは、睡眠を引き起こすホルモンである、
「メラトニン」が
夜になると多く分泌され、朝になると分泌されなくなる為です。

 

※この「朝」「夜」というのは、実際の時間の話ではなく、
体内時計での「朝」「夜」の事になります。

 

なので、実際の時間が分からない環境にいても、
体内時計によって同じ時間に眠たくなって来る事がわかっています。

 

赤ちゃんが昼夜関係なく小まめに寝たり起きたりするのは、
体内時計の周期が短いからなんですね(*´~`*)

 

親の体内時計の周期と全く違うので、
始めのうちは数時間おきに泣かれてカナリ大変なわけですが、、、
この体内時計の周期は成長と共に徐々に延びてきて、大体25時間周期に落ち付いて来ます。

 

1日は24時間なので毎日1時間ずつズレて来ますが、
体内時計は朝、太陽の光を浴びる事でリセットされ、1日の周期に合うように調整されます。

 

睡眠のメカニズムを理解することで、睡眠を改善する

 

「脳が睡眠を引き起こす(眠たくなる)」一つ目の理由である「睡眠物質の蓄積」については、
『今現在の時間に関係なく、起きている時間によって睡眠を引き起こす』機能でした。

 

それに対して、体内時計は、
『起きている時間に関係なく、決まった「時刻」に睡眠を引き起こす』機能という事になります。

 

この二つの機能によって、脳が睡眠を引き起こしているわけですが、
逆に言えば、この二つの機能を理解・制御する事が、睡眠改善する上で重要だと言えます。

 

例えば、

①睡眠物質が溜まる事が睡眠につながるなら、
睡眠薬やサプリメント等で睡眠物質を調整してみる。

②規則正しく体内時計を動かすために、
朝にきちんと太陽の光を浴びて、体内時計をリセットする。

これだけでもぐっすり眠れる効果が期待できます。

 

特に朝きちんと太陽の光を浴びるといった事は、すぐに始めることが出来ますので、
一度試してみると良いでしょう!

 

【追記】

TBSの「あさチャン」と、「めざましテレビ」で、
光を利用した目覚まし時計が紹介されていました!

⇒詳細はこちら『エナジーライトinti』

テレビでも紹介されるぐらいですから、
睡眠と光の関係がいかに大切かよく分かります(´ー`*)

 

ちょっとお高いので中々購入は難しいかもしれませんが、
仕事などで朝、自然の光を浴びることが困難な方や、
新しいものに興味のある方はこういった物を使用してみても良いかもしれませんね。

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