寝不足が原因で顔や手足がむくむことがあると知っていますか?
痛みはありませんが顔や手足が腫れるので、人と顔を合わせたくない気持ちになったことがある人も多いのではないでしょうか?
むくみとは、血液中の水分が血管やリンパ管の外にしみだして、顔や手足などの末端部に皮膚の下に溜まった状態のことです。
むくんでしまったらどのように解消すれば良いのか見ていきましょう。
むくみを解消するために
目を覚ました時にむくみの症状を訴える方は多いです。
人間は全身に血液やリンパ液を循環させることで老廃物などを体外に排出しますが、睡眠中は副交感神経が優位になるため心臓は日中のように活発には働きません。
十分な睡眠を確保することができれば老廃物の排出も滞りなく行われますが、寝不足の場合はそれが難しくなるため、むくみの症状となって現れることがあるのです。
そのため十分な睡眠を確保することはもちろんですが、睡眠中にも血液やリンパ液の循環がスムーズに行われるようにすることが重要となります。
リンパ液の循環をスムーズにするために
十分な睡眠を確保できないときでもむくみ知らずの体にするためには、上述したようにリンパ液の循環をスムーズにして老廃物を排出しなければなりません。
そのためにできることをいくつかまとめてみます。
適切な水分補給
血液やリンパ液の循環には体内の水分量が大きく関わってきます。
体内の水分量が適切でないと血液やリンパ液も滞りがちになってむくみも生じやすいので、むくみに悩んでいる方は日頃から水分を小まめに摂取するようにした方がいいでしょう。
早朝にむくみの症状が起きるという場合、布団やベッドに入る前にコップ一杯分程度の水分を補給しておくことでむくみの症状を緩和することができます。
ストレッチやマッサージ
また、睡眠前にストレッチやマッサージを行うと血液やリンパ液の循環が促され、筋肉の緊張もほぐれ、睡眠中に効率よく老廃物を排出することができるようになります。
特にリンパマッサージは効果が高いです。
睡眠時の姿勢を見直す
長時間立ちっ放しでいると膝から下がむくんでしまうように、姿勢もまた血液やリンパ液の循環に大きく関係するものだからです。
例えば、肘や膝を曲げた不自然な状態で眠っていると、関節部で血液やリンパ液の流れが滞ってしまうため、むくみも生じやすくなります。
むくみを抑えるためには、仰向けになって両手と両足を伸ばした自然な姿勢で眠るのが最も望ましいです。
むくみを放っておくと・・・
むくみによって溜まった老廃物は時間の経過によってセルライトという物質に変化します。
セルライトは通常のダイエットでは燃焼させることができず、取り除くためには専用のケアが必要となってしまうので、むくみの症状が出ている方は早めに対策を取っておいた方が良いでしょう。