寝不足が続くと腰痛持ちになりやすい!?寝不足と腰痛の関係について

“頭痛持ち”に“肩こり持ち”等など、いわゆる慢性的のどこかに痛みなどの諸症状を抱えている人は少なくないでしょう。

そんな数ある“持ち”の中で、多いといわれているのが“腰痛持ち”。

実はこの腰痛持ち、体質なんかではなく、寝不足が原因の場合もあるんだといいます。

詳しく見ていきましょう。



寝不足でどうして腰痛が生まれてしまうの?

勿論、すべての方の腰痛が睡眠不足とは言いきれません。

あくまでも睡眠不足は原因の一つになりうるという事。

では一体どうして寝不足が原因で腰痛持ちになってしまうのでしょうか。

その理由はずばり、筋肉がしっかり休まらないからなんです。

睡眠中は、身体のありとあらゆる機能が休息しています。

勿論活動している器官もありますが、その大半はお休み中。

ですが、寝不足になってしまうとその休息時間が奪われてしまいます。その中にはもちろん、身体の“筋肉”もあります。

筋肉がお休みできないと、日中の疲れも十分に回復できなくなる。

そうしてどんどん筋肉にも疲れがたまっていき、最終的に“腰痛”を引き起こしてしまうんですよ。

 

じゃあどれくらい睡眠時間を確保できればいい?

腰痛の改善の為に、しっかり睡眠時間を確保しよう!そう思ったときに、おすすめといわれている睡眠時間は「約7時間」だといわれています。

一説によると、睡眠時間が4時間程度の人の場合、腰痛の発生率が睡眠時間が8時間程度の人の倍だとも言われているんだとか。

ただ、ここで注意してほしいのは寝過ぎ厳禁だという事。

あまりにも長時間睡眠することも又、腰痛の悪化の一因になるとも言われていますので、上記7時間を目安にしてくださいね。

ちなみに、この「約7時間」というのは、腰痛の要とも言える椎間板疲労回復に最適な時間だといわれているからなんだといいます。

立っている間は常に体を支えてくれている椎間板

だからこそ、横になることでしっかりと休息が取れるんですね。

 

どうして寝過ぎも腰痛にはご法度なのか?

とはいえ、“横になれば椎間板の休息になる”-この原理からいくと、寝れば寝るほど腰痛は良くなるのでは?!と思った人は少なくないはず。

ところがそうではないんですね。

理由としては、寝ている間の姿勢です。

いくら寝がえりを頻繁に打つとはいえ、基本的には私たちは寝ている間は身体は同じ姿勢でいますよね。

となると、長い時間寝ていれば寝ているほど、血液循環の流れも滞りやすくなるのも事実。

血のめぐりを良くしてあげることも、腰痛改善には必要だからなんですよ。(※ぎっくり腰の方を含め、お医者様にかかっており、安静必須だといわれている方は除きます!まずは必ず主治医の指示に従ってくださいね。)

 

意外とも見落としがちなのが、“寝具”の質

腰痛の改善の為に、適切な睡眠時間の確保と睡眠の向上は必須。

規則正しい生活リズムや適度な運動など、改善に努めようと努力している方も多いはず。

ここで、見落としがちなものとしてお話しておきたいのは、ぜひ“寝具”にもこだわってあげてほしいという事。

7時間という長い間そこに横たわっている訳ですから、自分の体に合った寝具を使ってあげるのがベター。

腰への負担が少ないといわれているのが、一般的には高反発のマットレスやポケットコイル型のマットレス。

腰へ無駄な負担をかけずに、睡眠をとることが出来るんですね。

睡眠時間をしっかりとっても、爆睡・熟睡できても、なかなか腰痛が改善しない人はぜひご自身の寝具を見直してみてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたか?立ち仕事の方やデスクワークの方など、腰痛慢性化している方は現代にはかなり多いでしょう。

なかなか避けては通れない道だからこそ、症状が悪化する前にまずはお医者様に相談すること。

そしてなにより、生活の改善だけではなく睡眠改善にも気を配ってみてくださいね^^

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