寝不足で鼻血が出るって本当!?鼻血が出やすい人は寝不足にも注意が必要です

鼻血は鼻をぶつけたり、鼻を擦ったりすることで鼻の粘膜が傷ついた時に起こり易い症状ですが、寝不足が原因で鼻血が出ることがあると知っていますか?

寝不足で鼻血が出ることも

鼻血の90パーセントはキーゼルバッハ部位で起こるものとされています。

キーゼルバッハ部位とは、小鼻の辺りにあり鼻の血管が集まっている部位で、粘膜が薄いのでちょっとした刺激でも血管が傷ついて出血してしまうのです。

残りの10パーセントの鼻血は鼻の奥、鼻腔の粘膜の炎症によって発生します。

鼻腔の粘膜の炎症を引き起こす原因はさまざまですが、寝不足が原因となっている場合もあります。

ではどのような仕組みで寝不足と鼻血がつながるのでしょうか?



寝不足と鼻血の関係は?

寝不足と鼻血の関係

睡眠には自律神経のバランスを整え、体の機能をコントロールするという働きがありますが、寝不足の場合はこれらが正常に行われなくなってしまいます。

寝不足によって自律神経にストレスがかかると、副腎からアドレナリンという抗ストレスホルモンが作られストレスに対抗しようとします。

アドレナリンはビタミンCを材料として生成されるため、ストレスが大きいとその分だけ大量のビタミンCが必要になります。

ビタミンCは皮膚や粘膜の再生に欠かせない栄養素なので、寝不足によってビタミンCが不足すると、ニキビや肌の乾燥などの肌トラブル、口内炎などを引き起こしやすくなります。

そして鼻の粘膜も弱ってしまうので、炎症やそれにともなう鼻血を起こし易くなってしまうのです。

また、煙草の煙やアルコールでもビタミンCは破壊されるので、日常的に喫煙や飲酒をしており、かつ、寝不足気味の方はビタミンC欠乏症に陥り易いです。

 

寝不足によって不足したビタミンCを補うにはどうしたら良い?

寝不足によって不足したビタミンCを補うにはどうしたら良い?

ビタミンCは主に食事から体内に取り入れることになります。

ビタミンCを豊富に含む食材として代表的なものが、キャベツなどの野菜、柿などの果物、じゃがいも、サツマイモ、焼きのりなどです。

ビタミンCは体内に一定量しか貯蔵することができず、一度に大量のビタミンCを摂取しても尿などから排出されてしまうだけなので、定期的に摂取し続ける必要があります。

目安として1回の食事に200mg程度のビタミンCを摂るのが望ましいとされているので、それが難しいという方にはサプリメントが便利です。(※サプリメントは楽天市場などでも簡単に購入できます。)

また、どれほど食生活に気を遣っていても、寝不足でストレスがかかると大量のビタミンCが失われてしまうので、十分な睡眠を取ることも必要になります。

 

鼻血は白血病などの重い病気が原因となっている可能性もあるので、あまりに鼻血の症状が酷いという方は専門医に相談した方がいいでしょう。

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