「なんだか最近ドキドキすることが多い」「心拍数が上がりやすくなった」-これらはいわゆる“動悸”と呼ばれる現象ですね。
緊張する場面などで良くありがちなこともあり、「疲れているだけかな?」なんて軽視されやすいのですが、実はほおっておくと精神疾患などを引き起こしかねないんだといいます。
だからこそ、その動悸の原因をしっかり探ることが大切。
今回は寝不足が引き起こす動機についてご紹介致します。ちょっと最近寝不足が続いているな…なんて人は要注意ですよ!
そもそも動悸ってどんな状態のこと?
まず最初に動悸の症状について、具体的にもう少し掘り下げてご紹介していきたいと思います。
- プレゼンの前など緊張する場面でドキドキする。
- 激しい運動の後等にドキドキする。
- びっくりしたときにドキドキする。
- ドキドキに併せて胸がつかえるような感じがする。
- ドキドキして息苦しくなることがある。
- 普段何気ない生活の中でもドキドキすることがある。
実はこれらの内、1番から3番までは誰にでも起こりうることなので、心配する必要はありません。
注意が必要なのは4番以降。これらの動機は何らかの病が原因となっている場合もあるといいます。たかが動悸と思わずに、必ずお医者様を受診するようにしてください。
寝不足による動悸はどんなものなの?
寝不足による動悸は前述の動悸とはちょっと異なります。
具体的に言うと、激しいドキドキ感ではなく、どちらかというと少し小さなドキドキ感。
例えばふとした瞬間にドキドキしたかと思ったら、すぐにおさまる…という小刻みなものだったり、あとは胸騒ぎにも似たような感覚になるものですね。
小さめ、と表現した通り、すぐに収まりやすいからこそ冒頭でもお話した通り軽視されがち。
ですが精神疾患をはじめ、思わぬ病気を誘発しかねません。たかが寝不足、されど寝不足なんですよ。
どうして寝不足になると動悸が起きてしまうの?
寝不足によって動悸が生じてしまう理由―そこにはなんと“自律神経の乱れ”が隠されていました。
そのメカニズムをご説明すると…
- 自律神経は、交感神経(興奮をもたらすもの)と副交感神経(リラックスをもたらすもの)の2つによって成り立っている。
- これら2つの神経が行ったり来たりしながらバランスを保っている。
- 睡眠不足が続いてしまうと、自律神経のバランス機能が上手に働かなくなってしまう。
- これにより、興奮の機能を持っている交感神経が優勢な状態が続いてしまう。
その結果として、通常ならリラックスできるような場面でもドキドキ動悸を感じてしまうというわけなんですね。
睡眠の質をあげるコツとは?
では、寝不足による動悸を解消するにはどうしたらいいのでしょうか。
答えは至って簡単。睡眠不足を解消すればいいんですね。
ここで一つ、勘違いをしてほしくないのは、睡眠不足の解消=ただただ長時間寝ればいいというわけではありません。
大切なのは“質”。
つまりは、短い時間でも(もちろん極端に短い時間だと難しいかと思いますが…)ぐっすりと熟睡できるか否かにかかっているんですね。
・白湯などの温かい飲み物を就寝前に飲む(コーヒーなどカフェイン入りはNG!)
・シャワーですまさずゆっくりと湯船につかる
・適度な運動を日常にとりいれる等など
ちなみに最近寝不足の原因として多く挙げられるのは、寝る直前のパソコンやスマートフォンの操作なんだといいます。
私自身、一時期夜中まで眠れなかった時…ばっちり枕元にスマートフォンをおいていました。
ブルーライトが神経を興奮させることは勿論ですが、ネットって次から次へと情報が流れてくるので、やめられなくなってしまうんですよね。
というわけで、こちらの記事をチェックしたら早速スマホは中断して、お休みしてくださいね^^