ハムスターにとって最適な睡眠時間や睡眠環境がどのような状態なのか知っていますか?
ハムスターは犬や猫と比べると世話が比較的簡単とされており、ペットとして非常に高い人気がありますが、長生きしてもらうためにも睡眠時間の把握や睡眠環境の改善はとても重要な要素です。
ハムスターは機敏に動き回ったり、元気に押し車を動かしているイメージが強いので活動的と思われがちですが、ハムスターを飼ってみるとその睡眠時間の長さにビックリする事があります。
ハムスターの睡眠時間は毎日14時間~!
ハムスターが健康を維持するためには毎日14時間程度の睡眠を取る必要があると言われています。
コアラの22時間には及びませんが、人間と比べるとかなり長いですよね。
特にハムスターは夜行性なので昼間に眠っていることが多く、人間と起きている時間がずれているため、余計に寝てばかりに見えるようです。
なお、ハムスターは短時間の睡眠を繰り返す分割睡眠であり、1日に50回ほど寝たり起きたりを繰り返します。
ハムスターにも睡眠環境の整備が大切
人間とは異なる睡眠の取り方をするハムスターですが、人間と同様ハムスターも快適な睡眠を取るためには睡眠環境の整備が必要不可欠です。
ハムスターの睡眠環境を整備する上で、最も注意しなければならないポイントとして気温の調整が挙げられます。
気温が下がり過ぎるとハムスターの体温が下がって睡眠の質も下がり、体調を崩すことが多くなるので注意が必要です。
ケージは窓際や玄関などの隙間風が入りやすい場所を避け、温度変化の少ない居間や寝室などに設置するようにするといいでしょう。
ケージの下に保湿マットなどを敷いておくと冬場の温度の低下を緩和させることができます。
また、ケージの内部を温かく保つ方法としてはペット用のヒーターなどが有効です。
注意点として、ペット用のヒーターはハムスターのストレスにならないように、目立たない隅の方に設置する必要があります。
ハムスターは暖め過ぎてもダメ!
ハムスターは寒さに弱いですが、暖め過ぎてもハムスターに悪影響を与えることになります。
ハムスターが快適に暮らすためには20℃から25℃程度の気温を維持することが大切です。
ケージのあるストーブなどを付けっ放しにしておくと室温が上がり過ぎてしまう可能性があるため、必要に応じて適時使用を中断するか、気温を一定に保つことができるケージパネルヒーターやオイルヒーターを使うようにするといいでしょう。
その他、ハムスターが眠っている時に大きな音を立てたりすると眠りの妨げになってしまうため、生活音や騒音には気を付ける必要があります。
睡眠は邪魔しないようにしましょうね♪
ハムスターは冬眠することも
人間に飼育されているハムスターは基本的に冬眠しませんが、気温が下がり過ぎると冬眠する場合もあります。
冬眠は体にかかる負担が大きく、そのまま死亡するケースも多いです。
ハムスターが冬眠した場合、タオルやカイロで温かくして自然に起きるのを待つか、専門の医療機関に問い合わせてみるといいでしょう。