前回の記事に続き、今回も睡眠に適した音楽についての検証です。
前回の記事では適度な音の刺激によりスムーズに眠りにつくことができたり、深い睡眠を得たりすることができるという結論となりましたが、具体的にどよのうな音楽が睡眠に適しているのでしょうか?
人間の脳の状態は脳波によって制御されており、脳波が切り替わることで目が覚めたり、逆に眠りにつきやすくなったりします。
脳波は外から与えられる刺激によってある程度コントロールすることが可能です。
睡眠導入の効果があるとされている音楽にはどのようなものがあるか調べてみましょう。
音楽が穏やかな眠りへ誘う
睡眠導入の効果がある音として代表的なものに自然音が挙げられます。
太古の昔から聞いてきた雨、風、波の音には人間の脳を落ち着かせ、α波を引き出す効果があるのです。
近年では自然音を収録したヒーリングミュージックなども販売されています。
Youtubeをはじめとする動画配信サイトでも自然音は大量にアップロードされており、睡眠導入の音楽として人気です。
睡眠導入の音楽は、一定のテンポで演奏される落ち着いた曲であり、自身が聞いていてリラックスできる曲であるという条件をクリアしていれば他に制限はありません。
ただし、就寝前に音楽を聴く際は大音量で聴くと脳が興奮してしまい、近所迷惑になる場合もあるので音量は控え目にする必要があります。
また、脳波の切り替えのためには30分から1時間程度の時間が必要になるため、これくらいの時間的余裕をもってヒーリングミュージックを聴くようにするといいでしょう。
ヒーリングミュージックを聴いている間は蛍光灯の明かりを小さくするなど、視覚的にも脳がリラックスしやすい状態にしておくことが大切です。
おすすめの睡眠導入音楽を紹介
大手の通販サイトであるAmazonでも睡眠導入の音楽は数多く販売されています。
その中でも広橋真紀子氏の「自律神経にやさしい音楽」は特に高い人気を誇り、200件以上の高評価レビューが投じられています。
ピアノの演奏を中心としてバックグラウンドミュージックに自然音が採用されており、穏やかな眠りを促す効果があるとして評判です。
CDの他、mp3の音源でも配信されており、さまざまなデジタル機器を使って聴くことができます。
榊原長紀氏の「夜カフェ・リラックス・タイム」に収録されている曲は70年代にヒットした洋楽です。
サタディ・イン・ザ・パーク(シカゴ)
愛するデューク(スティーヴィー・ワンダー)
ラヴィン・ユー(ミニー・リパートン)
ベンのテーマ(マイケル・ジャクソン)など。
アコースティック・ギターを中心としたスローテンポなアレンジが加えられており、夜のカフェで寛いでいるかのような大人のリラックスタイムを演出することができます。