比較的安全と言われるマイスリーにも副作用がある? | 睡眠薬マイスリーの副作用

“睡眠薬”って、あまり使用した事が無い人には結構恐いイメージがあったりしますよね。。
マイスリーは睡眠薬の中でも比較的安全性が高く効き目もよいので、不眠症の治療によく使われていますが、そんなマイスリーにも副作用があるのでしょうか?

睡眠薬マイスリーの副作用

 

眠れなくて睡眠薬を使用しようとしているのに、不安を持ったままでは睡眠薬を使用しても逆効果。

せっかくなら出来るだけ安心して睡眠薬を使用したいですよね。

そこで今回は代表的な睡眠薬であるマイスリーについて、成分や効能、副作用などについて纏めてみました。



マイスリーって何?マイスリーの仕様用途

睡眠薬マイスリーの副作用2

マイスリーは非ベンゾジアゼピン系に分類される睡眠薬で、1992年にフランスで開発され、日本においてはアステラス製薬が2000年8月から販売しています。
(マイスリーは日本における商品名であり、例えば米国の場合にはAmbienという名前で販売されています。)

 

マイスリーはゾルピテムを主成分としており、脳のオメガ1受容体に働きかけることで眠気を引き起こす事が出来ます。また、マイスリーは不眠症治療の他、麻酔の補助薬としても使用されるほど強い催眠効果があります。

 

マイスリーには他の催眠薬と比べると早く効くという性質があるため、睡眠導入剤として広く利用されています。

マイスリーの処方の対象となるのは主に2週間から6週間程度の短期間の不眠症を訴えている方で、早期覚醒や中途覚醒の改善にはほとんど効果がないので、処方されることは基本的にありません。

 

マイスリーの副作用の危険性

睡眠薬マイスリーの副作用3

マイスリーをはじめとする非ベンゾジアゼピン系睡眠薬はベンゾジアゼピン系睡眠薬を改良したものであり、副作用の危険性が低いことで知られています。しかし、副作用の心配がない薬というものはなく、マイスリーも長期間に及んで大量の服用を続けた場合は副作用が生じることがあります。

 

副作用として代表的なものが睡眠薬依存症です。

睡眠薬依存症とは、睡眠薬を使用しなければ眠ることができないという症状のことです。睡眠薬依存症の方が急に薬の服用を中断すると、不安や混乱などの症状となって表れます。睡眠薬依存症の治療は医師の指示に基づき、少しずつ服用量を減らしていくことが大切です。

 

マイスリーの副作用として精神障害や記憶障害が表れる場合もあります。

具体的には、幻覚や幻聴に襲われたり、直前の行動を忘れてしまったりなどです。意識が朦朧とした状態が続くため、集中力を維持することが困難になります。また、マイスリーは脳に直接働きかけるという働きを持っているため、場合によっては呼吸中枢に麻痺が起こり、呼吸が浅くなったり止まったりすることもあります。

使用中に息苦しさや窒息感を感じたことのある方は医師に相談した方がいいでしょう。

 

その他、マイスリーの副作用には食欲不振、慢性疲労、肌荒れ、発疹、かゆみなどが挙げられます。

持病を持っている方や妊娠している方はマイスリーによる副作用が重篤化する危険性があるため、服用前に医師に相談する必要があります。また、HIV感染症治療剤、シメチジン製剤イトラコナゾール製剤、フルコナゾール製剤などとの併用も副作用の危険性が高まるので注意が必要です。

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